2026/10/04 15:17
Éclatに、新しく3つの色が加わりました。
今回は「深霞」「木灯」「焼景」の3色です。
Éclatの色を考えるとき、最初から「青を作ろう」「緑を作ろう」と決めることはあまりありません。
散歩をしているときに見た景色だったり、光の入り方だったり、器の色だったり。
何かの風景が頭に残って、そこから少しずつ色を重ねていくことが多いです。
今回の3色もそれぞれ違ったところから生まれました。
深霞 - Mikasumi
深い森の中に、うっすらと霞が漂っているような景色をイメージしました。
上には深い黒を、下には淡い青緑を。
境目をくっきり分けず、霞の向こうにぼんやり景色が見えるような色にしています。
光にかざすと青緑の透明感が現れて、暗いところでは黒が強く見える。
見る場所によって少し印象が変わるところも、気に入っています。
木灯 - Koakari
木々の隙間から差し込む、やわらかな光。
森を歩いていると、ときどき葉の間から光が落ちている場所があります。
暗い森の中で、そこだけ少し明るく見えるような。
そんな景色を小さなレリーズボタンの中に作ってみました。
白をベースに緑をのぞかせて、明るく軽やかな色に仕上げています。
深霞と同じ「森」から生まれた色ですが、こちらはずっと明るい景色です。
焼景 - Shokei
この色だけは、自然の風景とは少し違います。
白と黒、それから銅色。
重ねているうちに、焼き物の表面にできる釉薬の模様や、土が焼かれて偶然できた景色のように見えてきました。
色の混ざり方を揃えすぎず、ひとつひとつ違う表情が残るようにしています。
同じ「焼景」でも白が多かったり、黒が強かったり、銅色の入り方が違ったり。
手作業ならではの違いを特に楽しめる色になったと思います。
3つを並べてみると、
霞のかかった暗い森の「深霞」。
そこに光が差し込んだような「木灯」。
そして、自然とは少し離れた質感を楽しむ「焼景」。
それぞれ違った雰囲気の3色になりました。
レリーズボタンはとても小さなものですが、その10mmほどの中に景色を作るように少しずつ色を重ねています。
お気に入りのカメラに似合うひとつを見つけていただけたら嬉しいです。