これまで私はSuzeというブランドでアクセサリーを作りながら物撮りをすることはあったけど、あるとき改めて日常の写真を撮ることに向き合ってみたくなりました。そしてInstagramに写真を載せるようになり、日々を切り取る楽しさを感じるようになりました。カメラを持つと日常の景色が少しだけ違って見えたりするんですよね。

そんなときに「シャッターボタンを自分で作れないかな？」と思いつきました。いつものカメラに小さな彩りを添えられる特別なボタン。これまでアクセサリーづくりで培ってきたことを活かして、写真を撮る時間をもっと楽しめるアイテムを作れたら素敵かも！と思ったのが始まり。

何度か試作を重ねるうちに、「そっと光を仕込む。」という言葉が生まれました。光を感じるような色を透明感のあるレジンに閉じ込める。世界にひとつだけの表情を持つささやかな輝きを。そんな思いを形にしたくて、シャッターボタンを提供するための新しいブランド「Éclat（エクラ）」を立ち上げました。

小さなシャッターボタンだけれど、押すたびに心がときめくような作品に仕上がったと思います。写真やカメラに向き合う時間が特別なものになりますように。Éclatのシャッターボタンが、日常にそっと光を仕込むお手伝いができたらうれしいです。